風車の運転は、約2万点のパーツが連動することで可能になります。つまり小さなパーツ1つの故障でも、風車の停止に繋がってしまう可能性があります。そのためCEFでは、細かなパーツ1つについてもしっかりとした調査・検収・供給を行っています。
パーツ管理の特徴
- 最速パーツ供給-最低1ヶ月→最速1日 -
海外メーカーの風車を扱っている場合、部品の多くは輸入する必要があります。そのため、ヒューズなどの小さな部品の故障でさえも、部品待ちによって数ヶ月も風車が止まってしまうことがあります。そこで、CEFでは全サイトから送られてくる過去事象データと、ワイブル分布に基づいて、パーツそれぞれの年間必要数を事前に算出して、一括購入しています。更に、北海道根室市と京都府舞鶴市の2カ所をパーツ管理の拠点として、ロジスティックスネットワークを構築中です。これにより、トラブル発生時には、迅速なパーツ供給が可能になり、稼働再開時期が大幅に早められることになります。
- 厳密なパーツ検収 -
パーツの事前購入・ストックを行うことで、しっかりと時間をかけたパーツ検収を行うことができます。 それにより、品質・状態を厳しく確認し、常にベストな状態のパーツ供給を実現します。
オイルの検収
-品質(酸化していないか?不純物はないか?)
-数量の確認
-注文通りの仕様か?
- より高品質・低価格な新規パーツの調査 -
従来は、海外から輸入する方法に依存していた為、輸送費・関税などもかさみ、また為替レートの変動によって価格の先行きも不安定なものでした。このような状況を改善する為に、現在は、国内代理店や国内メーカーで互換性のあるパーツの探索に努めています。 また品質面から見ても「日本のものづくり力」は海外より優れていると確信しており、国内製の部品を積極的に取り込んでいきたいと考えています。 これらの取り組みによって、より高品質・低価格なパーツの安定した供給が実現できます。
コンバーター冷却水ポンプの交換
CEF舞鶴ロジスティックスセンター(パーツセンター)
現在CEFでは、京都府の舞鶴港にパーツセンターを建設中です。
舞鶴は日本のほぼ中心に位置し、近畿地方はもちろん、中部・関東・中国地方までも数時間でアクセスできる立地にあります。
CEFの風力発電サイトの多くは、現在近畿・中国地方に多く、また今後の計画は近畿・中部・関東地方に多く予定しています。そのためこの地に風車機器・パーツの拠点を置くことで、よりスムーズな風車のパーツ供給が可能になります。また輸送機能も備え、運営時のパーツの速やかな供給とともに、
建設時の期間短縮にも貢献します。
- 事業所概要 -
名称 | CEF舞鶴ロジスティックスセンター |
---|---|
所在地 | 京都府舞鶴市 |
主業務 | 風力発電機器の水切り・保管・輸送 風力発電機器の関連部品の保管・輸送 |
日本はユーラシア大陸東端に位置し、太平洋西端の弧状列島であることから世界でも有数の風資源を誇る国です。
CEFではこの恵まれた風資源をより意識していこうと日本海を中心とした逆さ地図を利用しています。