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風力発電サイトを包括的にレイアウトする

これまでの環境影響調査・風況シミュレーション・工事予算などの調査結果をもとに、風力発電サイトの全体的なレイアウトを決めていきます。CEFではこの作業を「グランドデザイン」と呼んでいます。風況シミュレーションの風車レイアウトから管理道・建設道、管理棟の位置などの最適なレイアウトを決めていきます。

グランドデザインの手順

風車レイアウト

管理道・建設道レイアウト

管理棟位置

・これまでの調査結果から風車の位置を設定する。
・風車の位置に合わせて管理道路を設計していく。
・風車の設置位置に対して管理道路の設置が難しい場合、風車の設置位置を再設定する。
・風車の設置位置・管理道路に則して管理棟の位置を設定する。
・これまでの配置で再度シミュレーションをする。
・これらの行程を繰り返し、建設地に最適な配置を設計していきます。

グランドデザインにおけるポイント

環境負荷の少ない計画

CEFの保有する特殊クレーンは、「風車パーツ輸送時」や「風車建設時」の作業必要面積が、通常よりも非常に少なく済ませることができます。この利点を最大限に引き出せるように、管理道・建設道をレイアウトします。また通常のクレーンよりも急勾配の坂を登ることができるためレイアウトの幅が広がり、環境負荷の少ない計画が可能です。

地域林業へ配慮した計画

建設時に必要な「建設道路」を、建設終了後に地域林業会社が「管理林道」として二次活用をすることができるように計画します。道路のレイアウトや傾斜角度など、対応可能な限り、管理林道としての使用を考慮した計画を立てます。

居心地のよい管理棟

風力発電所の安全な管理を行っていくため、各サイトにメンテナンススタッフ(O&M)を常駐させています。彼らの風車管理作業の拠点となる場所が、各サイト内に設置される管理棟です。この管理棟の位置を決める第一の要素は「人が常駐することを考えたライフラインの確保」です。風車管理は頭と体を使う作業なので、いつでも気持ちよく仕事ができるよう配慮します。その上で、風車からの距離や建築法、森林法(保安林に建てられないなど)、地質条件などを考慮し判断をします。更に、景色や見晴らしが良いこともポイントです。時には風水を取り入れたりもします。