風力発電は、無尽蔵でありながら変動の激しい「風」という自然エネルギーを利用した発電システムであるため、常に状況に合わせた運転・保守・管理を必要とします。CEFでは、風の力を少しも無駄にせず、1秒でも長く風車を回すために、風車管理における独自のノウハウを確立してきました。24時間365日常時2元監視体制を整え、トレーニングされた専任のO&Mスタッフがメンテナンス・トラブル対応を行っています。更に、多面的なデータ分析に基づいたリスクマネジメントを行うBIC(ビジネスインテリジェンスセンター)や、故障部品を最短で供給するパーツセンターとの連携により、世界でもトップレベルの風車管理体制を整えています。 こうした風車管理に伴うサービスを自社内のみならず皆様にも活用していただきたいと考え、下記にその特徴をご紹介します。
CEFのO&M(Operation & Management)は、日本全国7拠点に50名以上の人員が常駐し、複数メーカーの風車100基以上の定期メンテナンスを行っています。
こうした経験・ノウハウの蓄積をもとに、メーカー推奨以上のCEF独自の基準を設け、精度の高いメンテナンスを迅速に実施します。
CEFでは、本社(北海道根室市)及び、各風力発電サイトからの2元監視体制によって全国の風車を24時間365日の常時監視を行っています。
このシステムにより早期に風車トラブルを発見し、迅速なトラブル対応を行うことによってダウンタイムを可能な限り短縮することができます。
風力発電において、トラブルなどによるダウンタイム(風車停止時間)を短縮するには、経験・ノウハウの積み上げが必須となります。CEFでは、随時、各風力発電サイトから風車タイプ、サイト別のエラーを集計しています。このデータをもとに、BIC(Business Intelligence Center)が特定エラーの種類・頻度等の割り出し(故障確率の解析)を行い、更に、必要なパーツを最短時間で供給することができるパーツセンターと連係することで、現場の問題予測・発見・解決のスピートを上げることを実現しています。またこれらのデータを作業員全体で共有することによって、現場での技術レベルも常に向上していきます。その他、社内の教育体制も充実させ、メーカーでの現地研修や、世界トップレベルのドイツ人技術者からの技術指導も受けております。こうした風車整備の経験で培った高いレベルのトラブル対応サービスを提供することによって、貴社風力発電設備の稼働率向上に貢献します。
風車機器メーカーから指導を受けた専任スタッフがブレードの検査・修理を実施します。綿密な検査を行い小さな変化に早期に対応することで大きな事故・故障を防ぐことが出来ます。
尚、重機を使用しない作業のため、安価にご提供することが可能です。
名称 | 設備 | 基数 | 定格出力 | 運転開始 |
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花咲風力発電所 | GE1.5s | 1 | 1,500kW | 2001年 |
一般社団法人浜中町風力発電所 | GE1.5sle | 1 | 1,500kW | 2006年 |
CEF南あわじウインドファーム | GE2.5 | 15 | 37,500kW | 2006年 |
CEF豊北ウインドファーム | GE2.5 GE1.5sle |
7 5 |
17,500kW 7,500kW |
2007年 |
CEF伊豆熱川ウインドファーム株式会社 | GE1.5sle | 10 | 15,000kW | 2009年 |
以下ウインドファームには CEFが風車管理サービスを提供しています |
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JEN玖珠ウインドファーム株式会社 | MWT1000A | 11 | 11,000kW | |
虫ヶ峰ウインドファーム | GE1.5sle | 4 | 6,000kW | |
その他風力発電所 | - | 43 | 84,500kW | |
合計 | 107 | 195,000kW |
日本はユーラシア大陸東端に位置し、太平洋西端の弧状列島であることから世界でも有数の風資源を誇る国です。
CEFではこの恵まれた風資源をより意識していこうと日本海を中心とした逆さ地図を利用しています。